サクライグループでは円柱状のシャフトを製造しています。シャフトは動力を伝えるための回転軸のことで、ゴルフクラブでいえば柄の部分の役割を担っているといえるでしょう。そのほかでは一般的に回転軸を指してシャフトといいます。パイテックでも得意としているシャフトについて解説します。
■シャフトは大規模な工場で多く使用されている
サクライグループのパイテックでも製造しているシャフトは、原子力発電や火力発電にも多く使用されているといいます。大規模な施設の中で、発電に伴う回転軸として、大小さまざまなサイズで用いられているようです。一つの施設の中でも、さまざまな部位、用途、サイズで用いられていることが特徴的です。
長さも一定とは限らず、用途に合わせて変わります。臨機応変に使われることで、細く小さなシャフトそのものが大きな動力を伝えることもあるものです。
■陸上のみならず船舶にもシャフトが使われている
シャフトは陸上のみで使用されるのではなく、海上では船舶にも多く利用されています。代表的なところでは、エンジンからスクリューのプロペラにかけての部分です。特にプロペラの部分は、小型船から大型船までいくつものシャフトが使われています。
小型船と大型船ではシャフトに使われる素材がそれぞれ違いますが、主に小型船ではステンレス系または真ちゅう系のものが多く使用されているそうです。また、シャフトにはSt値という単位があります。これは、St値が高いほど強度が上がることを意味しているもので、製品の良しあしを示す目安にもなっています。
特に小型船の場合は、St値が高いほど高額になる傾向があるものの、このSt値も考えながらシャフト選びをすることがおすすめです。船舶免許を取ったばかりでよくわからないという方は、業者に直接問い合わせるとわかりやすい回答が得られるでしょう。
■シャフトはいくつも組み合わせることで大きな動力を伝える
シャフトは一つだけで動かすよりも、複数のシャフトを組み合わせながら使用する方が、大きな動力を伝えることができます。その仕組みを活かすように工夫しているのがパイテックです。サクライグループの一員として、さまざまな面に考慮しながらシャフトを製造しているとのことなので、複雑な構造のものにも対応することができているのでしょう。
陸上や海上、その他のさまざまな施設や工場でも、回転する用途を果たすためのシャフトは、日々製造されています。安全性と強度、耐久性も備えた製品が研究されているので、あまり目立ちませんが生活の一部として取り入れられていくでしょう。